さて、続きです。
前回の準備の後、いよいよ制作開始。
こちらが前回のブログ
http://bloomsburyweb.com/archives/13726
では、今回はここからスタートします。
底床をつくる(微生物の栄養素を敷き詰める)
まず、これらの添加剤を敷き詰めます。
バクター100
底床内で有効に働く100種類以上の微生物を休眠状態で含む底床用添加剤です。底床セット時に薄く振りまくことで、底床内に理想的な微生物相ができます。ラン藻の上に振りまくことで、増殖を抑える効果もあります。
パワーサンド
底床内に微生物を増殖させ、水草の根に栄養素を供給するための底床素材です。多孔質の軽石が底床の硬化を防ぎ、底床内の有機物を分解する微生物も豊富に繁殖するので、水槽の長期維持に適しています。水深によって粒の大きさの異なるS、M、Lを使い分けます。
クリアスーパー
水の浄化作用のある木炭粉に、微生物の発生を促す有機酸を配合した底床用添加剤です。底床セット時に薄く振りまくことで、バクテリアなどの底床内で有効に働く微生物の増殖を促進し、底床内の環境を良好に整えます。
トルマリンBC
土壌改善効果のあるトルマリン粉末と竹炭粉を混合した底床用添加剤です。底床内のトルマリンは根の細分化を促し、水草の根張りが良好になります。また、竹炭粉は微生物の繁殖にも適しています。
出典:ADA (各添加剤の説明)
ソイルを入れる
ソイルはADAのアマゾニアのノーマルタイプを使用。
表面をならす
水槽の後ろ側が高くなるように、ソイルをならしていきます。今回の小型水槽では、あえて極端に傾斜をつけて奥行き感を出します。
レイアウト
ここまで出来上がったら、いよいよレイアウトの開始。今回は流木ではなく、ブランチウッドを使用。
水草の植栽
霧吹きでソイル全体を湿らせ、水草を植栽します。ソイルを湿らせるのは,植栽しやすいのと、この後給水したときにソイルの浮を防止する効果もあります。
水を入れる
いよいよ緊張の瞬間。水を入れます。なぜ緊張か?というと・・・勢いよく入れると底床のソイルが森起こされ、水がまっ黒になってしまい、結果もう一度やり直さなくてはならないからです。なので、水を入れるときはこのようにビニール袋を使用して、その上にゆっくりと水を入れていきます。
第一段階完成
水を上まで入れて、LED照明や給排水のガラス器具、CO2のバレングラスなどをセットしてやっと第一段階が完成しました。しかし、この時にすぐに魚を入れると、中では有害なアンモニアや亜硝酸が発生しているので、約一週間は毎日水を入れ替えて水槽を育てていきます。
これでやっと水槽は第一段階が完成。しかし、これからが大変なのです・・・
そして、今回は設置場所ではなくカウンターでいろいろと配置していましたが、本来は設置場所で水平を測り、真っ直ぐになっていることを確認してつくります。
じゃ、なぜしなかったの?って・・?
実は、すでに別の水槽を作っていて、その水槽には魚等入っていたので水を抜いてしまうわけにはいかず、しばらくはこのまま別水槽を管理することになったのです。
しかし、小型水槽とはいっても、何本も水槽を置くと・・・邪魔になりますね(笑)
つづく・・・