水、それは人間にとって不可欠なものですね。
私たちが住む地球もほとんどが水。約2/3が水に覆われています。
そんな、私たち人間と切っても切れない関係の「水」、
それも体内に取り込むのは、いつがベストなのか?についてお話しします。
体重の約60%は水分で出来ているとも言われます。
例えば、70kgの体重の人の体内には、約42%もの水分を蓄えているとも
言われます。
新生児においては、なんと80%が体液と呼ばれる水分なのです。
ここで詳しいデータがあったのでご紹介。
体内に占める水の比率は年齢、男女差、肥満度により異なります。
男性は60%なのに対して女性は55%と男性の方が体内の水分の割合は高く、
やせている人が60%なのに対して太っている人は40%という割合が出ています。
その中でも新生児は80%と大人に比べてかなり高い割合となっています。
なぜ生後まもない頃は水分が高いのでしょうか?
それは成長期は盛んな生理活動が行われるため、水分が大量に必要となるためです。
しかし、水分が多い分だけ抵抗力が低くなります。
特に薬物は水に溶けやすいので、有害な物質を体内に入れてしまった場合、水分が少ない方が人体には影響しにくいのです。
新生児の間は、抵抗力を犠牲にしてでもまず成長することを第一の目的としているということなのでしょう。
それほど大切な水分は、人体から約2%減少することにより、のどが渇き、運動機能が低下、
3%失われるとぼんやりしだし、食欲が落ち、5%になると疲労感が増したり
頭痛やめまい等の症状が出始め、10%以上になると・・死んでしまう事もあるらしいのです。
本当に欠かすことの出来ないものなのですね。
そんな水分を摂るタイミングがあると言うらしいのですが、ご存じでしたか?
まず、一日に1.5リットルが一番良いと言いますが、これも一気にではなく、
何回にも分けて飲む方が効果的。(約6〜8回が理想)
なぜかというと、一度に大量に飲むと、一度に大量に排泄してしまうために、
必要なミネラルまで出てしまう可能性もあり、おまけに筋肉疲労まであるらしいです。
そして、常温がベストっていうのはみなさんご存じですよね?
その中でも5〜15度くらいが理想のようです。熱すぎても冷たすぎてもダメ・・・って事ですね。
では、大切な水分を摂るタイミングとは・・・
1)夜寝る前・朝起きたとき
人間は寝ている間に約200~300mlの汗をかくそうです。
朝起きたときは、寝ている間に皮膚や呼吸を通して水分を失い、水分不足に陥っている状態に
なっているのです。そして、朝起きて水を飲むことで、寝ている間に失った水分を補給すると共に、
血液の流れもスムーズになり、血管障害などを軽減するともいわれています。
2)運動中
昔、部活の時など途中で水を飲もうものなら、ものすごく先輩に怒られた記憶がある方もいると思います。
これはまったくもって間違いだとここ最近やっと実証されましたよね。
もっと早く実証して欲しかった・・・(笑)
これは、運動中には大量の汗をかき、水分はもちろんナトリウムなどのミネラルも
体から失われてしまいます。脱水症状を起こしたり、疲れやすくなったりするので、
適度な水分を補給しながらの運動を心がけましょうね。
3)食事前に飲む。
胃の中に食べ物が残っていると、消化する時に水を過剰に溜め込みやすく
「むくみ」の原因になるともいわれています。
なので、食事中にたくさん飲むよりも、食事前に飲む方がいいようです。
4)入浴中
特に女性で半身浴など約1時間程お風呂に浸かっている方がいるとよく聞きます。
そういう方はもちろんやっているかとは思いますが、水分補給は忘れずに。
短時間の入浴でも100ml程、42°Cの湯に15分間つかれば800ml程の汗が出て水分が失われるといわれています。
5)空腹時
空腹時に水を飲むことで、大腸がきれいになるらしく、栄養素の吸収率がアップするようです。
空腹時なら、むくみの心配もないでしょうから、安心ですよね。
こんな感じで、水を飲むタイミングというのもちゃんとあるんだなっていうのがよくわかりますよね。
いくら毎日1.5リットル飲んでいたとしても、間違えた摂取方法では何の意味も無いことがわかります。
ではみなさま、正しく水分を摂り、体調を整えてますます綺麗になっちゃってくださいね!