この記事の数ヶ月後、ヘアビューザーのプロバージョン2D Plus Professionalが発表されました。
詳しくはこちらをどうぞ
http://bloomsburyweb.com/archives/12991
進化するヘアビューザー
何かとブログのネタになることが多いヘアービューザー エクセレミアム2。
(以下ヘアビューザー2)
ヘアビューザーは去年リニューアル、リミテッドエディションから
ヘアービューザー 2になりました。
変更箇所はフィルター部分の形状が若干変更され、色もパール調からマット調へ変更。
そしてバイオプログラミングと称される特殊なプログラミングが施されたニューセラミックス
がプログラミング変更で、効果が髪に伝わる速度を上げました。
ヘアビューザープロバージョンとの違い
ブルームスベリーで使っているヘアビューザーは、プロ仕様のゴールドバージョン。
一般家庭用を仕事で使うと、モーターやその他の部品への負荷がすごくかかり、
モーターが焼けてしまったり、最悪の場合発火の危険性もあるので、
わざわざプロ仕様があるほどなのです。
複数台のドライヤーを使っている店舗などではその危険はグッと下がりますが、
うちみたいに一人で同じドライヤーで一日中ブローしてるので危険なのですよね。
しかし・・・
お客様から「新しいヘアビューザー2ってどんなの?」と聞かれ、パンフレットを渡しても、
本物の色とまったく違うような印象のため、なかなか上手く伝えられなかったのです。
ヘアビューロンを見せて「こんな感じの色」って言ってもイマイチ伝わらない。
おまけに、箱には綺麗にビニールが巻かれているので、売り物を開けるわけにはいかない。
でも、ヘアービューザー2のプロバージョンはいまだ発売されず・・・
と、いうわけで・・・やっちゃいます。
ヘアビューザー プロの中身を、ヘアービューザー2にインストール。
とりあえず、カタログ上の寸法ではまったく同じ、後は内部のパーツの大きさが変わっていない
事を祈りつつ、カスタマイズスタート。
まず、これがヘアビューザープロのボディー。「どうだ!」と言わんばかりの誇らしげなゴールドくん。
大手術前の最後の勇姿。使用する工具は、プラスドライバーと、配線用のニッパー、そしてペンチ。
多分ドライバーのみで終わるはずですが、念のために用意。
ヘアビューザーを分解。
4箇所のネジをプラスドライバーで緩め、ノズル部分を外します。
そして、モーター部分などのドライヤーの心臓部を本体から全て取り外します。
みなさん、ドライヤーの中身って初めて見たでしょ?こんな感じのシンプル構造です。
つぎに、ヘアービューザー2。こちらは箱からして誇らしげ。
カタログではパールホワイトなのですが、実際はマットホワイトのシックな仕上げ。
とはいっても、表面がざらついているわけでもなく、これを上手く説明するのって難しいんです。
次に、ヘアビューザー2とヘアビューザープロの中身を入れ替えるために
ヘアビューザー2のモーター部分も取り外します。
ついでに、家庭用とプロの違いの説明。熱線が入っている部分の耐熱板がまったく違い、
プロ用は耐熱プラスティックのような素材で強化、家庭用は薄い紙状の耐熱板になっています。
プロ用
一般家庭用
そして、心臓部となるモーターも、どうも違うような・・・コイルがプロ用の方が
強力なような気がしました(モーターは磁石です)
耐久性を持たせるため、少し仕様が違うのでしょう。
*ちなみに、プロ用を一般の方が購入するとなれば¥35,000もするんです。
とはいっても、家庭用はこれで十分なのです。美容師のように一日中使うわけじゃないので。
他のドライヤーは下手すりゃこの耐熱板すらついていないものがほとんどですから。
これが付いているだけでも、安全性はグッと増します。そして、重量も軽量化されているので
使い勝手も良いと思います。
ヘアビューザープロの中身を2へ組み込む。
そして、ヘアビューザープロの心臓部をヘアビューザー2のボディーに組み込む作業です。
スイッチ部分もきっちり収まりました。
熱線へと繋がる配線。綺麗にまとめられた配線、そして通す溝があるので楽に作業が進みます。
電源コードも家庭用の2mじゃ短いので、プロ用の3mをそのまま使用します。
コードも一般家庭用とプロ用では少し違うんです。でも、モーターやコードが長い分、
若干重量が増しています。
そして、各部の組み込みが終了して、本体を組み立てます。
ヘアービューザー エクセレミアム2プロバージョン完成。
動作確認はまったく問題なし。
この程度の組み替えだったらすぐに完了しますね。
車やバイクのエンジン載せ替えに比べたら簡単なものです。
さ、片付けましょう・・・・
・・・・ん?????
・・・・
ネジが余ってる。
・・・再度バラします。
余ってたネジはこの部分。これはファンで配線を傷つけないようにするためのもの。
絶対に必要なものなのです。しかし、忘れてました。
と、いうわけで再度組み直して、完成!
これで、やっとお客様に「これ」って見せてあげることができるようになりました。
しかし、この真っ白ボディー・・・いつまで白いんだろう。
うちは朝から晩まで毎日10〜20名のブローをこれ一台でこなすので、
多分すぐにハンドル部分が黒ずんでくるでしょう・・・
ゴールドのボディーなんて、色が剥げてしまい、こんなみすぼらしい姿になっていましたから・・・
もうしばらくすれば、ヘアビューザー2でもプロ仕様が出てくるだろうから、
それまでのつなぎって感じで使っておこう。
最後に・・・
このボディーに替えて、一つだけ今までのヘアビューザーとの違いを発見。
冷風に切り替えたとき、今まではしばらく時間がかかって冷風に切り替わってましたが、
このボディーはすぐに冷風に切り替わる。
たぶん風の取り込み口の形状の違いとか、フィルターの違いとかいろいろあるんでしょうが、
これは仕事が早くなる。
それと、新しくプログラミングされているセラミックス・・・以前使ったときはそんなに
変わりなく思ったけど、冷風に切り替えたとき、しっとりする感じが違うような気がする。
やはり、新しくなっている分、よくなったんだろうか・・・?
また、いろいろ使ってみて、違いがわかったらお知らせしますね。
それから、話はそれますが・・・
これはよくお客様が言われること。
「折りたためたら良いのに、そしたら旅行へ持っていける」・・・と。
実は、このヘアビューザーって5年ほど前までは折りたたみ可能なドライヤーだったんです。
でも、すぐに折りたたみ部分が破損するために、改善策として固定式になったようですね。
ちなみにマイナスイオンドライヤーの折りたたみ式でも同じトラブル続出ですが、そんなの気にせず
いまだ折りたたみ式を販売し続けているメーカーもすごいと思います(笑)
ちなみに、今回のカスタマイズにより、メーカー保証やメーカーでの修理は受けられなくなりました(苦笑)