今日紹介するのは、警固にあるイタリアンのお店。
しかし、普通のイタリアンのお店とはちょっと違います。
伊食家 KOTOBUKI
この伊食家 KOTOBUKI、何が他店と違うのか?と言うと・・・
このお店で出される料理は、全て日本酒に合うよう考えられたイタリアン。
そう、ワインではなく日本酒なのです。
通常イタリアンというと、ワインやスパークリングといった酒を連想しますが、
なぜここは日本酒に合うイタリアンをメインに打ち出したのか?
そこには、こういうコンセプトがあるのです。
「誰も行った事のないようなお店をやろう」
「米」が原料の日本酒は、世界一料理の受け入れ幅が広いお酒。
イタリアンと日本酒のこれまでになかった食べ合わせで、「食」の新たな楽しみを発見できるお店が、福岡の繁華街から程近い閑静な町にできあがりました。見た目にも華やか、口にして幸せになるお料理たちを思い思いの日本酒と合わせて、あっという間に宴のはじまり。
伝統(classic)と革新(modern)
新しいけれど、どこか懐かしい。
あなたなりの楽しみ方で、幸せな食の発見を。出典:伊食家KOTOBUKI
なるほど・・・このしっかりとしたコンセプトがあるからこそ
面白い料理が生み出されるんですね。
ここ伊食家 KOTOBUKIは3人で営業しているとてもオシャレな外観が目を引く
お店で、中に入ると最高の笑顔で迎え入れてくれます。
出典:伊食家 KOTOBUKI Facebookページより https://www.facebook.com/isyokuyakotobuki
一通りメニューに目を通し、頼んだ料理達をご紹介。
とりあえず、ビールで渇いたのどを潤します。これ、私の基本。
トリッパのグリルとハーブ野菜のサラダ
トリッパとは牛の第2の胃袋、日本ではハチノスと呼ばれる部位で、独特の食感と
ハーブの風味、バルサミコの酸味がバランスよく、とても美味しい。
これから出てくる料理とお酒にも期待が高まります。
練りウニと半熟たまご
これにはどう考えても日本酒でしょう?と、いうことで早々にビールを飲み干し、
すぐに日本酒をオーダー。
それにしても、このウニと半熟たまご・・・びっくりするほど美味い。
こんなに単純な組み合わせの酒の肴、しかしだからこそお互いがお互いの良さをスポイルせず、
引き立てあっている感じ。シンプルな中にもしっかりとした味で日本酒のアテに最高。
繁桝 箱入り娘
この練りウニと半熟たまごにあわせてオーダーした日本酒がこれ。
福岡は八女の「繁桝 箱入り娘」滑らかな味わいで、とても上品な大吟醸。
とりあえず1合。
初めて飲んだけど、とても美味しく、日本酒の風味が食を進めます。
こういう器に入って出てきます。ちょっとした気遣いがとても良いですね。
のどごしもよく、じっくりと味わいつつも、あっという間に呑み干してしまいました。
長崎産イトヨリ鯛のポワレ 菜の花と浅利のソース
表面のカリッとした食感、そしてイトヨリの味を引き立てる菜の花と浅利のソースが
絶妙にマッチする。
純米大吟醸 杉錦
ここでまた日本酒をオーダー。
次はこれをチョイス。
先ほどの繁桝とは違い、最初の口元での辛口が病みつきになりそうな「杉錦」
純米大吟醸です。これも美味い・・・クセになります。
燻煙薫る 糸島美豚のグリル
柔らかな食感、香り、そして独特の甘味が最高に美味い糸島美豚。
粗塩、もろみ、マスタードソースをお好みで。
この美豚・・・確実にハマります!
純米吟醸 石鎚
そして、先ほど頼んだ日本酒もあっという間になくなり、次の日本酒をオーダー。
これは美豚〜この後出てくる料理に合わせてお店の方に選んでもらいました。
「純米吟醸 石鎚」
麹米に山田錦50%精米、掛米に松山三井60%精米で仕込んだお酒です。さわやかな吟醸香、
切れよく後味さわやかな美味しいお酒。蔵で一番人気の緑ラベルです。
パルマ産プロシュートとそら豆 パルメジャーノチーズにまみれたパスタ
アルデンテのパスタに、熟成させたプロシュート(生ハム)とそら豆の食感がマッチし、
パルメジャーノチーズが良いアクセントになったパスタ。
そして、お勧めの純米吟醸 石鎚が塩の利いたプロシュートに最高に合います。
間違いなし。
桜香る蛤と菜の花のリゾット
旬の蛤(ハマグリ)とこれまた旬の菜の花、そして桜の花びらがちりばめられた
見てよし、味わってよし、そして日本酒にも合うという3拍子揃ったリゾット。
そして、煮込まれたリゾットは米がちゃんとアルデンテの状態で最高の食感と味をお約束。
こんな感じで、今までのイタリアンの概念を取っ払ってくれた伊食家 KOTOBUKI。
最初に日本酒に合うイタリアンと聞いたときには、いまいち想像がつかなかったが、
これほど日本酒と合う料理に仕上げられているとは、正直驚きました。
しかも、どれも本当に美味い。
これだけの美味しい料理、実はオーナーシェフお一人で作っているのです。
1Fはカウンターのみ、そして2Fはテーブル席で31席ある伊食家 KOTOBUKIの
料理をお一人で。
そして、もう一つのウリは・・・
18:00〜翌3:00(フードLO翌1:00、ドリンクLO翌3:00)という、かなり遅くまで
受け入れてくれるということ。
これだったら、ちょっと遅くなってもゆっくり気兼ねなくいけますよね。
また、必ず行きます!その時はまた美味しい料理を!
そしてベストマッチな日本酒教えてくださいね。
ごちそうさまでした!
伊食家 KOTOBUKI
TEL : 092-406-3859
住所 : 〒810-0023 福岡県福岡市中央区警固1-6-10
営業時間 : 18:00〜翌3:00(フードLO翌1:00、ドリンクLO翌3:00)
定休日 : 日曜日※月曜日が祝日の場合は日曜日営業、月曜日休み
クレジットカード : 可(VISA,MasterCard,JCB,AmericanExpress,その他)
ホームページ : http://isyokuya-kotobuki.com/