Bloomsburyシザー

こんにちは!

以前シザーの話題をブログに書いた後、多くの美容師さんから

「オフセットばかりだったけど、メガネは使わないんですか?」

・・・と言うメールが何件もありました。

そう言うわけで今日は美容師さん向けの内容。

それも、デビューしたての若手美容師さんに向けた内容もあります。

 

*オフセット・メガネとは、シザーの持ち手の形状のこと。美容師さん以外はわかりませんよね?(笑)

 

以前のブログの時は研ぎに出してて、いつ戻ってくるか

わからなかったので載せてなかったけど、ちゃ〜んと

使ってます。

 

まずはこれ。

HIKARI GiR 5.75

 

これは、ベーシックのメガネタイプのハンドルと少しだけ違います。

(↓メーカーの説明を引用)

ガイド(誘導刃)による正確なブラントカットが可能。ブレードとクリップには13度の傾斜がありカットラインの美しさが実現。
峯とコンケーブラインによって指とシザースが吸い付く感覚でカット(ブレ防止)。フィットリング仕様です。

 

とにかく手になじむ、扱いやすいシザーです。

峯のコンケーブラインは指に吸い付くようにフィットして

使いやすく、13度の傾斜がちょうど良い角度。

 

通常の刃先とGiRnはこんな感じで違います。(右がGiR)

コンケーブもだけど、静刃が同場よりも長く、そして傾斜している

ので、髪の毛をすくいやすい。

パーマのアフターカットやくせ毛の方の時に威力を発揮します。

(とはいっても、好みがあるとは思います)

 

 

そして、リングはこんな感じ。

ほんの少しですが、湾曲しているので長時間使っても指や

手首の負担が少ない。そして、ブラントカット以外にも様々なカットが

やりやすくなっていますね。

リバーシブルになっているのでスタイルによっては

クルッとひっくり返し持ち替えてカットするけど、

どちらも違和感なくカット出来る。

 

そしてもう一つはこれ。

 

 

実はこれ、元々こういうハンドルだったんです。

この3Dハンドルを、メガネタイプ・・・それも上記のGiRの

ハンドルに変更してもらい、見た目レトロなシザーに(笑)

ただ、このシザーは元々リバーシブルでは無いので

小指掛けは1本。

みなさんがお使いのシザーは、ほとんどの方が6インチ前後かと思いますが、

これは短い5.5インチ。

今持っているラインナップの中で一番短いですが、ショートカット

のネープやバングスなどの細かい作業がとてもしやすい。

っていうか、私世代の美容師は昔短いショートシザーが大流行し、

み〜んな使ってたので、ある意味懐かしい感じでGoodです(笑)

フツーに使いやすい万能シザーに生まれ変わりました。

 

・・・って、2本やん!って?(笑)

スタイルや髪質によって使い分けるのでメガネはこれだけあれば十分。

 

シザーというのは、こだわりだせばこだわるだけ既製品じゃ使えなく

なってきます。

リングの大きさ一つ取っても、たった1ミリで大きく変わる。

その変わるというのは、全てカットがしやすくなると言うこと。

そして、美容師の手に負担をかけないということ。(腱鞘炎等になりにくい)

 

お客様が希望するスタイルを楽に最短の時間で作り上げる

事が可能になると言うことです。

 

ほとんどの美容師が、既製品で満足して使っているようだけど、

本当に満足してるのか?自分の指が一番ベストな状態でリング

におさまってるのか?長さは本当にジャストサイズなのか?

このブログを読んでくれてる若い美容師さん達、もう一度

今自分が使っているシザーを見直してみてください。

(よく腱鞘炎になるという美容師はシザーの見直しを!)

 

まだデビューしたてだからといって、安いシザーを購入していませんか?

安いシザーはすぐに切れなくなるので、何度も研ぎ出さなくては

枝毛製造機になってしまいます。

そして研げば研ぐほど薄くなる。

そしてシザーの寿命は短くなります。

 

リングは親指の爪の部分で止まってますか?(目安と思ってください)

リングの大きさが合っていないと、安定せず、真っ直ぐに切ることに

意識が集中し、全体のバランスを考える余裕が無くなることも。

ブラントカットが多い方、長すぎるシザー無理してませんか?

ブラントカットは5〜5.75が理想と言われてるので、それを基本に

ベストな長さをチョイスしてみましょう。(手の大きさで変わります)

きっとカットのスピードが上がるし、安定した取り回しが可能になります。

ロングシザーで一発で決めるのもアリ。しかし、それはもっと先でいいはず。

 

色んなチョイス、そして微調整でいくらでも短時間で

きっちりとしたカットが出来るようになってきます。

 

シザーは高いですよね?

 

しかし、それは仕事のツールだからしょうがないこと。

だから、自分に合う最高のシザーを手に入れたら、そのシザーを研ぎの限界が

来るまで、使い倒しましょう。(研ぎはだいたい20回くらいまでといわれてる)

その頃には、とても手になじむ最高の相棒になっているはず。

 

※使う用途によってはかなり薄い方がいい場合もあるので、わざと薄くする人もいます。

例:刈り上げの仕上げなど

 

安かろう悪かろうのシザーは絶対に使わないこと。

先輩と同じシザーという理由で選ばないこと。

そして、空切りだけでシザーを選ばないこと。

いくら、先輩と同じシザーを使っても、あなたは先輩と同じスタイルは

今は作れません。

それは、技術力・センス・経験など様々なことがありますが、

ツールだけで同じようなスタイルが作れるほど美容というのは

甘くないんです・・・(笑)

先ずは、なぜ先輩がそのシザーに行き着いたのか?というところから

研究してみましょう。

そうすると、おのずと自分のスタイルに合ったツールが見えてくるはず。

 

余談ですが・・・

 

予算の問題で・・・って、よく言いますよね。

たしかに!給料を全てシザーにつぎ込むなんて無理。

でもね・・・

お客様から高い料金を頂こうとしているのに、その料金よりも安いシザーで

カットしているなんてあり得ませんよ。

高い=いいシザーといっているわけではありません。

値段で判断は出来ないというのはわかります。しかし、安いシザーで

髪を傷めてまでも高い料金を取るのはどうなんだろう・・・と、思いますね。

 

切れればいい、要はセンス・・・って訳のわからないことを言っている人には

技術者になる資格はない。(ツールまで気を遣っているのであれば別)

美容師は、髪の毛のドクターというくらいの意識で施術をしていきましょうね。

 

先輩たちが安いのでいいって言うのはだいたい3〜5万程度だと思いましょう。

これは最低限のシザーの価格。

それ以下のシザーは練習のウィッグ用。

切れないシザーでカットした髪の毛の断面をいつか見る機会があれば

是非見て欲しい。

目も当てられない切り口になっていますからね。

(切れないセニングはもっとひどい)

 

一度傷んでしまうと、二度と元に戻らないのが髪の毛。

そう、生きた細胞ではないから。

CMとかでシャンプーやトリートメントで再生、蘇生とかいってますが、

まさか美容師がそんなこと本気で信じてませんよね?(笑)

 

残念ですが傷んでしまった髪は切り落とすしかない。

しかし、それをカットするときに切れないシザーだと意味が無い。

 

それは、カラーやパーマだけで傷むのではない・・・という認識を持ちましょう。

 

そして、そうなってしまった髪にはトリートメントなどまったくもって

意味が無いことも覚えておきましょうね。

どんなに高価なトリートメントやオイルを使っても無理。

そういう状況を作った美容師から無理矢理買わされた使っていない

トリートメントが家にたくさんある・・・

と、先日きた新規のお客様がおっしゃってました。

髪の毛ボロボロ・・・かわいそうでした。

デジタルパーマや過度のカラーリング、そしてドライカットが原因でした。

 

・・・と、何だか話がだいぶそれましたが・・・

 

とにかく、よく切れるシザー(材質、刃の形状)、手に合うシザーを手に入れて、

多くのお客様からの支持を得て、最高のトップスタイリスト目指してくださいね!

・・・っと、いうことを伝えたかったんです(笑)

(よく、安いのでいいシザーはどれですか?とメールが来るもので・・・笑)